大切なはじめの一歩
2~3歳では16分の1というもっとも小さな楽器を使い、「キラキラ星変奏曲」から始めます。
「キラキラ星変奏曲」のレッスンが始まるまでが大切です。
ごあいさつの仕方、ヴァイオリンの持ち方、弓の持ち方、「キラキラ星」のリズム、一茶の俳句など、先生や支部によっていろいろとカリキュラムが用意されています。小林一茶の俳句は、鈴木鎮一先生が教材の一つとして取り上げました。一茶の高いセンスと優しさを伝えること、それを楽しみながら覚えることで、記憶力の訓練にもなるとの考えです。
次々に曲が弾けるようになると意欲も芽生え、目標も高くなります。
いろいろな曲が弾ける喜びとともに、スズキ・トーンといわれる美しい音を作ることも大切な目的です。
個人レッスンのほかに、グループレッスンでみんなと一緒に演奏する楽しさを知り、弦楽器を学ぶ上で欠かせないアンサンブルの基礎を身につけていきます。
その過程で自然に読譜力もつき、ここで養われる継続する力や協調性は、いろいろな分野においても大きな力となります。